住職のひとり言

l新たに 2025.2.14

”新たに”  2025.2.14 昨年年末の大晦日一年の締めにひとりごとを書こうとしてた矢先、インフルエンザに感染しそれも不発に終わり、今日の投稿になった。一年の経つのが早いというが、年を追うごとにその事を痛切に感じる。仏教で説く”諸行無常”の教えが心にしみる。2度と今日という日はないと言い聞かせムチ打つ私である。合掌

*ご挨拶 令和5年4月18日

こんにちは 祖聖大寺住職 加藤丈尚です。
永らく住職のひとり言ページに入れず新たに住職のひとり言新ページ作成しました。今後ともよろしくお願いいたします。合掌

*柴灯護摩 2024.1031

先月末、当山は恒例の柴灯大護摩を厳修した。準備の段階から天気を気にしながらの状態であった。そうこうしてるうちに当日まで1週間となった日予報では台風接近のニュースが流れどうやら九州北部を通過するようであった。何かしら重苦しい状況の中での準備 過去雨にたたられた日も台風がギリギリの角度で通過した事を思い出した。予報が必ず当たるとは思いたくない。そこで私なりの作法をやり祈りを続けた。当日2日前には台風が急に方向を変え大陸の方へ向かったとのニュースを耳にして内心ほっとした気分であった。不動明王様が働いて下さったと感じた。この時期はいつも天気を気にしての柴灯大護摩の準備をしてるが、心配事は必ず不動明王様が力を貸されてるような気がし、やっと心を落ち着けて準備に拍車がかかる。そして当日を迎えた 天気は曇り午後3時から予報では雨マーク 何とか午後1時過ぎ護摩が無事に終わり、後片付け終わり、昼食を始めたころ雨が降り出した。寺内の者、手伝ってくれた信者さん、弟子一同ホッとした思いであった。この行事の度に私一人でできる事ではない 信者さんや弟子、寺内の人間一同の力の結集で今年も無魔成満できたと感じた。その力の大きさに昨年に続き今年も頭が下がる思いであった。この事から感謝という言葉の意味を心から感じる事を不動明王様から言われてる気がしてならなかった。「気を抜かず自分の与えられた仕事を着実にやれよ」と言われてる気がしてならなかった。足元を見て常に精進である。合掌

”一生懸命” 2024.10.6

猛暑だった盆、急に気温が下がった秋彼岸も終わり10月になった。初盆、初彼岸を迎えた方々も多かったと思う。私事であるが、近所の方、同業者、同級生、先輩で遷化された方の事が思い出される。いい思い出、悪い思い出など交錯する中、もうこの世に存在しないという事は当然ない(寂しい)その故人と自分の関係は何だったのか との問いに人との出会いの意味を考えさせられる。自分にとりどのような関係であろうとその方々は自分の仕事(使命)に一生懸命であったなと感じた。それに比べると自分はどうなのかとの思いがこみ上げてくる。大いに反省させられる面が多いと思う次第である。自分見つめという事を痛切に感じ、日一日、一分一秒の大切な意味を心にしっかりと精進してゆく事が自分の使命と思う。合掌

”七転び” 2024.10.5 

「七転び八起き」今日は達磨さんの縁日で禅寺では達摩祭が行われた所が多い。一度失敗をしたら懲り懲りして二度目はしないという人も多い。多くの失敗を切り返しながら学び続けてゆくうちに成功へのカードを手にした方も多い。苦労を苦労と思わずそれを楽しみながら事に向かう事の意義を教えているようにも思える。達磨さんの置物はその事を意味してると思う。失敗を肥やしにして行ける人となるよう精進である。合掌

”思いで ”2024.10.2  

昨年の今頃、スマホから1964年アメリカ映画”逃亡者”(デビットビンセント主演)の映像が流れてきた。物語は彼の妻が片腕の男から殺害され、罪を彼がきせられた為、自分の身の潔白を証明する為、その片腕の男を探す旅にでるのである。ドラマの中で様々な人間模様が描かれていてその中に人間の情という物も感じられた。最終回では見事彼が、その片腕の男を彼の宿敵でもあるジェラード警部と捕まえた場面が印象的であった。その警部が彼の無実を認めたところが胸にじんときた。この番組案内がダークダックスの歌う”幼馴染”であった。ドラマの緊張感と反対の和やかなメロディが当時の私には印象的であった。これは仏教の説く「中道」にも通じるのではないかと思える。合掌

”柴灯大護摩”  2024.10.28

昨日、当山秋季恒例柴灯大護摩を厳修した。この時期になると天気が心配で今年は高温の影響で台風の進路が従来と違うようであり、当山の柴灯大護摩の日はどうも台風が九州北部を通過する予想図を見て愕然とした。とは言えあくまでも予想であるのでこの先、どのようになるかはまだ未知である。過去にも当日前に台風にたたられ準備し、当日はどうやら台風の進路がややはずれ何とかやれた事もあるので、あまり必要以上に悩む事はないとも思い日々、天気予報とにらめっこをしながら着々と準備に精を出した。そうこうしてるうち当日近くなると最初の予報が外れどうやら九州には近づかず西の方へ行く公算が強いとの情報が入り、内心ほっとした気分であった。そうはいってもその日までは晴れの日は1日だけ後は曇りもしくは雨の予報。当日2日前は晴れだったので山組だけはしておけば後は楽と思い、早速行動 その結果、前日は今までのようにバタバタせずスムーズに準備ができ、当日は幸い曇り 柴灯大護摩には大変うってつけの天候であった。お陰で護摩も盛大のうちに終わった。これも手伝ってくれた弟子、信者様、寺内の人間のお陰が大きいと思い合掌の思いであった。最も忘れてはならないのがご本尊様、不動明王様、当山鎮守、弘法大師様方のお力沿いである事は言うまでもない。合掌


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