NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠（僧名）です。
さて、今日は副住職がお世話になっている葬儀屋さんから電話でご供養の依頼がありました。亡くなられた方の思いが入ってきて体調を崩されるからです。丁度ご供養終了後、私が本堂へ行くと「お母さんを◯◯さんに見立てて大般若経でお加持させて」と言われたので御本尊様に向かい合掌。光が射してきたのでご依頼者さまの思いは観音様に届き、亡くなられた方にも届いたと思いました。その後、副住職から２０歳の女性で自殺した方だと聞きました。悲しい(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
これから楽しい未来が待っているというのに！
どうか絶対に自殺はしないでください。肉体から魂が抜けた時後悔するのです。自由になった魂はどこへも行けます。そこで、家族の悲しみや自分がみんなから愛されていたことに気付くのです。行きたくなくても49日を過ぎたらあの世に帰らなければなりません。大切な家族とのお別れです。
疲れた時は休めばいい。甘えればいい。人生は長いのです、山あり谷あり色々ありますが、必ず道は開けます。その為には人は一人では生きていけないこと！支え支えられて生きていること、感謝し合って生きること。明るい未来を信じて仏教の教え、中道を（誰から見ても正しい生き方）信じて生きること。因果必然の道理（良いことをすれば良いことが返ってくる。悪いことをすれば悪いことが返ってくる）を信じて自分磨きに精進すること。二千数百年続いている仏教、聖徳太子が奨励して弘めた仏教。私達が生きた数十年で仏教、密教の何がわかるのでしょうか。
先日信者さんがブログのお経の意味、遍路の意味、私達が目指すもの、真言密教を開いたお大師さまの思い・・・分からないので勉強会してほしいと言われましたが、私は言葉で文字でこの仏教、密教、お大師さまの思いを理解することは出来ない！苦しみ悲しみ、人生の壁にぶつかって、生きるとは？の答えを追い求めてきた人には分かるかるかもしれない！それくらい難しいもの！とお話しさせていただきました。この世の真理，命の原点気付いてほしいですね。合掌
花は一生懸命、美しく咲く。私達も美しく生きましょう。
