空海のことばを味わう

NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。

最近、怒りが自分の人生に大きな影響を与えること感じさせていただきました。
正義感は時として怒り、憎悪となり「人を呪わば穴二つ」ということわざ通り、良人も悪人も双方が不幸になっていくこと、伝えました。
僧侶は体験として三毒、怒りが人生を不幸にすること知っていますから、身を清め心を調え修行します。

先日届いた高野山会報誌に空海のことばを味わう 保坂隆(保坂サイコオンコロジー・クリニック院長)が載っていましたのでご紹介します。
空海の言葉「静かに座っていると 心が晴れ 大切なことが見えてきます」・・・心の不安を取り除くためには,静に座り智恵の働きを持ちなさい。
すると、自然に自分の心の奥底に眠っている仏の知恵が湧いてくる。たとえどんな逆境であっても。、自分を見つめ直せば、その境遇に意味や価値を見出せる。静に考える事は素晴らしい心の鍛錬になる。と。

瞑想のおすすめです。また、高野山参与会に入会しませんか。参与会に入会すると、会報誌や高野山の情報や特典がたくさん受けられますよ。
お大師さまと共に私の人生全うしたいと思っています。

さて、先日「坊守さま、私死ぬのかしら」と届いていた信者さんから今日届いたメールです。
「・・・私はやっと食べれるようになり日曜日に退院となりました。一時吐くばかりで痩せていきどうなることかと思っていましたが、今は食べられる幸せ感じています。直ぐに弱気になる自分がいて本当に自分のつまらなさを実感しています。色々と愚痴を聞いていただき深く感謝しています」

私「何度も申し上げていますが、大丈夫です。今まで頑張ってきたのです。これから本当の幸せ感じて生きていけます。神仏を信じご先祖様に感謝しながら健やかにお過ごしください。また、私に感謝してくださって有難うございます。ですが、私に感謝するより信仰の素晴らしさを実感して生きてください。神仏は必ず一生懸命生きた人にご褒美くださいます。沢山の愛を周りの方に届けてください。神仏の願いです。信仰は素晴らしいのです。合掌」

信者さん「本当に自分の弱さが出て何のために信仰してきたのだろうと自問自答の毎日でした。本当に良くなったらケロッとして自身が嫌になりました。これから先は自分を磨いて頑張ってまいります。これからもご指導の程宜しくお願いいたします」
私「はい、幸せは自分で掴むもの、精進してくださいませ。合掌」と。

そうそう、お盆だものね。追伸です。女性部お遍路の時の出来事。無事に遍路終え、その日は修行体験が行われていましたので本堂でティータイムを楽しんでいましたら,本堂隣接の護摩堂からお経が聞こえる。皆さん聞こえないのかしら?と思っていたら信者さんが言われた一言で「ずっと護摩堂からお経が聞こえているのですが、皆さん聞こえませんか?」に、お一人だけ「聞こえます」と。
そして聞こえる方にいる方に「ご先祖様でお坊様はいませんか?ずっと僧侶のお経が聞こえています」に「いません」と返事でしたが、その夜調べました。お名前から修験のご先祖様がおられるお名前でした。この世は不思議なことばかり。私達は何億ものご先祖様から命の継承としてここに生きています。お大師さま、ご先祖様の思いを次の世代に伝えて生きていきたいですね。合掌

PS,お悩み相談受け付けています。

 

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