山伏塚参拝に思うこと

NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。

さて、今日は年に一度の山伏谷の山伏塚のご供養に行ってまいりました。
残念ながら老いを感じている私達夫婦は塚までたどり着くことが出来ず、数百メートル下からご供養させていただきました。
この奥に山伏谷が有り沢山の山伏が眠っています。目を閉じ心を調え作法をしていると、鈴懸にオレンジ色の結袈裟姿の山伏さんを先頭に十名ほどの山伏さんが列をなし写真奥から下りてくる映像が・・・「わぁ~山伏さん下りてきてくださったの~」とひとり感動しながらお経を唱えさせていただきました。そして、昨年、奈良の石上神宮に行って久留米に行かなければと思い、三月物部氏に関わる神社に行きました。どこの神社でも脈々と命は繋がっていると感じ、今日も同じように心臓の鼓動を感じ・・・私達僧侶は先人の僧侶の思いを脈々と繋げているだろうか?引き継いでいるだろうか?厳しい修行に耐え人々の救済に努め、命つきた山伏さんの思いをどれだけ理解し次の世代に繋げているだろうか?。反省することばかりでした。
雨風しのぎ温かい布団で休み、食べることも着ることも困ることなく豊に過ごせているのは、先人達の智恵と勇気といろんな思いから今があること忘れている・・・豊かな暮らしは当たり前で感謝も忘れている・・・

先日、お弟子さんが奥の院に参拝したときに別途私に届いていたラインです。
「おはようございます。気になることがありメール致しました。
ショッキングに感じる内容ですので、信者さんに話すのもブログに載せるのも止めておいた方が良いと思われる内容です。
先日早朝に篠栗の奥の院に行き、光明真言を1000編お唱えしてきました。時間にすると2時間近くはお唱えしていました。その時朦朧となった時に感じたことです。
コロナウイルスは長期戦になり、この状況になったのは仕方がないこと。この様にならないと人間が変わらない
その時は気にはなりましたが、気のせいかと思い人に伝えるのは止めておこうと思いました。
そして先日、ある方の投稿を拝見し、ハッとし奥の院で思ったことと一致しました。
その方曰く「今、人の行動が制限されているため、大気汚染、pmがかなり減少している。インドでは、数十年ぶりにヒマラヤ山脈が見張らせるようになった。人々は私利私欲のため、自然崩壊、大気汚染無視。コロナウイルスは人間が行ってきた業の結果。だからこの状況になったのは仕方がないこと。そしてアメリカに一番の被害があるのは、経済に突っ走ってきた結果。少し前に少女がトランプ大統領に自然破壊をしないよう訴えましたが相手にしなかった。
人間が自然を壊し続け、必要以上に動植物を殺してきた結果の業が今人間に返ってきている。
これから長期戦になり、人が沢山死んでいき、そのことで人間の意識が変わってくる転換期に入った」と。
ネットでもよく見かけますね。そして、新たな時代が来ると。新たな平和な時代を迎えるためには絶対に生きていなければなりませんね。

その為に、私達は、先人の思い、自分の生き方、仕事、いろんな事を今真剣に考えるときだと思います。
そして、今一丸となってコロナ感染拡大を止めなければなりません。大切な家族を守る為に。

私が一月からずっと感じている神仏(天地自然)の力が凄い!自然は全てのものを清浄にする力、元に戻す力であり慈悲の力です。地球上のすべての生き物、私達を守ろうとする力も凄いということです。ここで神仏と書いたのは実は2月くらいから大日堂の大日様をお祈りすると、私が大きな大日様の両手の上に座っていて「私達は大日如来様の懐、慈悲の中で守られている」と感じているからです。人々は先人達が生きて来たように、みんなで力を合わせ仲良くそして神を敬い感謝して祈りの日々を過ごすことではないでしょうか?戦後、引き継がれなかった日本人の精神、今また蘇るときではないでしょうか?

なんかよくわからないことを書いているかしら?山伏塚参拝で感じたことでした。合掌

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