NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。
皆さんお久し振りです。
今週は10日供養祭から始まって12日9時毎月滝行している女性部のお二人がご来山、その後信者さんがお一人、またお一人と手土産持ってご来山くださったので4時近くまで賑やかでしたよ。14日はスキルを磨く為信者さんと3人で勉強会に行ってきました。そして本日久し振りのお掃除遍路。と多忙な一週間でした。
今週4日間も当山にお越しくださった信者さんに「今週は仕事に行くよりもお寺に来る方が多いですね」とお話しすると「お寺に来れることが一番嬉しいです」と本当に嬉しそうにお話しくださるから有り難いですね。
さて、久し振りの遍路。皆さんも嬉しそうでした。6名参加、7名で行ってまいりました。
先ずは観音様に行ってまいりますのご挨拶。
私は観音様の姿に???そちらに気を取られてバチを落としてしまう!その後その理由を知ることになるのですが・・・
久し振りのお遍路、今日は13お札所参拝。信者さんお一人が88ヶ所結願しました*\(^o^)/*
その帰り道、車中で皆さんにお話ししたこと「久し振りのお遍路、最後の2ヶ所は光をいただいて良かったのですが、今回の遍路はあまりパッとしなかったですね。出掛ける時、当山観音様の肩に腕が2本、おぶされているような映像を見たんです。太い腕だったのでお不動様かな?と思いましたがお不動様が観音様におぶされるなんてことはないし!
観音様とお不動様が力を貸してくださっていると言うことかしら?」と。
駐車場に到着すると鹿児島ナンバーの車と住職さんと女性お二人。
私達の車が入ってくるとえっ〜とビックリして喜んでいる女性の姿に、私に会いに来た方と思いました。その後雨の中で楽しい立ち話。
最後に「鹿児島から遍路に参加くださる方もおられますよ。一年に一度と言わず2回、3回とお参りください」と。
この時、1時間後に鹿児島の信者さんから電話が入るとは思いもしませんでした。
遍路も終わり皆さんと楽しいティータイム。
そんな中、鹿児島の信者さんから電話。
私は皆さんに「今から祈願に入りますので、適当に片付けて気をつけてお帰りください」と。
それから住職さんと二人で祈願に入りました。
途中、荘厳の音?この世の音とも思えない神仏の世界の音が聞こえ!
あの世に旅立たれたと思いました。
そして、朝、観音様におぶされていたのは信者さんの91歳のお父様だったと気付きました。
荘厳の音、観音様におぶされて極楽浄土へ旅立たれましたね。
その後、残念でしたと連絡が入りました。昨日老人ホームへ面会に行かれたばかり。最後のお別れだったのですね。緊急事態宣言が解除され何より救われました。親孝行の信者さんに観音様のお計らいですね。合掌
ご住職と坊守さんにいつも気にかけていただいて、コロナ禍でお寺に中々お伺い出来ず残念な思いもありますが、いつも皆様がお遍路に行かれる際は気持ちは一緒です。
コロナ禍で穏やかな日々暮しができるのは皆様のお陰です。
父の旅立ちは悲しいはずなのに、顔は満面の笑みで涙から微笑みに変わっている自分が不思議でした。
葬式の時は明るい光が父の頭上から差し込み仏様の偉大な力を感じると共に、優しかった父の旅立ちを感じました。
お通夜、葬儀お疲れ様でした。
お父様、浄土に旅立たれましたね。
今年に初め「90歳まで生きたらいい。親父さんとあの世で杯を交わしたい」と言われていたお父様の念願叶いましたね。
今頃、二人で楽しく杯を交わして皆さんに感謝していますね。
49日まで皆さんの側にいます。しっかり感謝の気持ちお伝えください。合掌