NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。
さて、今日は9月15日、神様がお社から下りてくるので朝から家の周りの掃除をしていると副住職が「ぴーちゃんが大変だ〜さっきまで元気だったのに動かない。お母さん病院連れて行って!今から出かけなければならないのに、心配で仕事に行けないよ!」と。
私「今日は15日だからここまでお掃除させて」
副住職「ぴーちゃんが死んだらどうするの」と、血相変えて!
ぴーちゃんを見た獣医さんから「弱っていますねー死ぬかもしれませんねぇ〜」と言われた瞬間、副住職の死んだらどうするの!の血相を変えた顔が脳裏をかすめ、涙。
帰宅してピーちゃんに「早く帰って来ないかねー死なないでよ!」と話しかける私でした。
少し元気になった時にトマトとバナナを食べ、後は目を閉じてじっとしている。明日死んでいたらどうしましょう!心配です。
去年の五月に巣から落ちたシジュウカラを副住職が拾って一年と四ヶ月。
帰宅した副住職曰く「シジュウカラでさえこんなに心配なのにこれが自分の子供だったらどんなるんだ!お母さん僕達が病気したら心配だったでしょう?」
私「バァーちゃんが小学校の養護教諭だったでしょ。だから助かった。バァーちゃんが色々教えてくれたし安心だった」
長女は熱が出ると40度を毎回超えひきつけを起こす為、座薬は6時間は空けなければならないのですが、医師から4時間で使用して良いと言われるくらい高熱に悩まされた。3歳の時は高熱と嘔吐下痢、意識が飛んでしまって救急車を呼び、隊員から「42.6度」と言われた時には病院が遠く感じたものです。と同時に救急隊には42度以上の検温計があるんだなぁと。
その後、40.2度の間違いでしたと訂正されたのは笑い話。
皆さん、大人になると一人で大きくなったと思っていませんか?
もうすぐ敬老の日です。親孝行感謝の心伝えてくださいね(^^)
今日、女性部遍路問い合わせに「中止します」後に届いたメールです。
「ご返信ありがとうございます☆ 今月お休みですね 承知致しました。来月楽しみにしています。母は少し寝てる時間が増えてきたかなと思いますが元気です お寺のブログを拝見すると世の中にはなんと優しい人たちがいるのかと感心したり癒されたりします。親子で今を楽しく穏やかにお過ごすこと、仲良くする事が供養になる!素敵な言葉、ありがとうございます 奥様も季節の変わり目お身体ご自愛下さい ませ」と、言っている信者さんが一番優しい親孝行(^^)思う私でした。
何故なら目が不自由な母を一人にしておけないと実家に戻り隣の県から毎日福岡に通勤しているのですから!
ブログでは紹介していませんがメールや電話たくさんいただいています。世の中には親孝行な方がたくさんいますね。
私の方が頭が下がります。
昨日お彼岸供養のお申し込みにご来山くださった方「年をとってくると死を意識してきますね。何も持っていけない!この肉体も何もかも無くなる!」と、そう言ってご供養にお越しくださいました。
死んだら何も持っていけない!
あなたが大切にしているもの、一つずつ手放してみてください。最後に残ったものは何ですか?ですが最後に残ったそれすら手放さなければなりません。
副住職曰く「僕が最後に手放したものはお母さんだった!結婚していればまた状況は変わるんだろうけどね。今の段階ではお母さんだったよ」わぁ〜と叫んだらしい(笑い)
ぴーちゃんの話から大きく話はそれましたが、死を意識して生きていると見えるものも見えないものも心に響くものがありますよ!
そういう私も感謝、感謝と言いながらどれだけ感謝しているのでしょう?
死ぬまで意識して生きていくのでしょうね。
さて、本日副住職は仏壇のお焚き上げの依頼に行橋まで出張。お土産をいただきました。
ネコの食パンです。黒色はチョコ、茶色はクルミ入り。美味しかった。
ぴーちゃんで凹んでいた心に元気をいただきました。そして嬉しいお言葉をいただきました。
「知人から力のある良いお寺と紹介されて仏壇のお焚き上げをお願いしました。リフォームが終わったら家祓いお願いします」と。
有り難いことです。
寺内一同、精進してまいります。
信者さん、ご縁をくださる皆々様心より感謝申し上げます。合掌