般若心経の心

NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。

今日も寒いですね。
我が家は積雪のため動けずにいましたが、住職さんが11日檀家さんの月供養の帰り道「七草がゆのセットを見つけたよ]と喜んで買ってきました。

280円が140円と値下げして得した気分でしたが???
七草と言えば「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」ところが「
セリ、人参、白菜、菜の花(かつお菜?)、春菊、スズナ、スズシロ」でした。どうして~と思いながらも・・・いただきました。美味しかった。

さて、皆さんはこんな時どうしますか?返品?騙されたと苦情?
それとも、諦めて・・・

そこで、どうして七草でないのか?考えました。
きっと雪のため七草が採れなかった。でした。

生産者の心は、騙す心?金儲け?
それとも、七草を楽しみにしている方にどんな形でも届けたい!喜んでもらいたい!そんな思いがこんな形になった?

人は自分の思惑と異なると腹を立てます。
特に正義感の強い人はそれを正そうとします。そして、損をするのは両者です。

ですが、般若心経の心「こだわらない、囚われない、執着しない心」で受け止めたら、
生産者は、良かった!と思い、消費者は「今年は面白い七草食べた」と両者は幸せになるのです。

今年も、般若心経の心、悟り(彼岸)を求めて生きていきましょう。
「人は人のために生まれ 人のために生きていく」お大師さまのお言葉。
日本を世界を担っていく次世代を育てるためにも、バトンタッチしていくためにも、私達は慈愛に満ちた人として正しい心の在り方、実践して生きていきましょう。合掌

PS、おかしな七草のお蔭で、皆さんに般若心経の心、伝えることが出来ました。日々の生活、自分の思うようにはいきません。ですが、心の在り方次第では幸にも不幸にもなること,忘れないでください。合掌

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