真っ白な蓮の蕾=仏性

NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。

先日、7年ぶりに信者さんがご友人とご来山くださいました。
友人の方が「実家には白蛇が住んでいる」という話と「昨年亡くなった母が滝行をしていた」という話から祖聖大寺を思い出しお越しくださいました。
友人「魂は一つですよね」と尋ねられたので「ハイ、人は何度も生まれ変わりますが魂は一つです。生まれ変わる度に前世よりもっと魂を磨くためにこの世に修行に来ているのです。お釈迦様は八千回生まれ変わって如来様になったと言われます」と。それから話は弾み、友人の方がこれからするべき事、どうあるべきかアドバイスさせていただきましたら「私が思っていること全部お話しされたのでビックリです」と、笑顔でお帰りになりました。これから自分の使命、しっかり果たしていただきたいと思いました。

今朝読経中、真っ白な蓮の蕾を感じさせていただきました。それを見たときに人は誰でも真っ白な蓮の蕾を持っている、先日のブログ「品=魂」と書きましたが、この蕾は品で有り仏性だと思いました。なので「品=仏性」に訂正します。九品には上中下×上中下で九つの仏性があるということだと思いました。
先日「私は65歳まで生きられるかしら?」の言葉に心が痛みました。
死は誰でも恐ろしいものです。ですが魂は生まれ変わるのです。その為にもお大師さまが私達に残してくださったお言葉「密厳国土」この世に極楽浄土を創りなさい。「即身成仏」この世でこの身このまま仏になりなさい。これは自分が持っている仏性、蕾の蓮の花を清く美しく咲かせなさい。と言うことだと思います。命が尽きたとき魂は肉体から離れますが、満開の美しい蓮の花を咲かせた魂(仏性)はこの世が極楽浄土だったのですから、極楽浄土(九品浄土、九品蓮台)へと帰っていきますね。

どうぞ皆さん、誰もが持っている蕾の蓮の花を美しく咲かれてください。そして、安心して極楽浄土へ旅立ちましょう。合掌

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