父が生きて来た証

NHKのあさイチで「篠栗の母」と紹介された坊守、真誠(僧名)です。

今日は、人の妬み、怒り、そんな夢をみて目が覚めた。
お大師さまが、人は生きながらにして仏になれる「即身成仏」
そして、この世に極楽浄土を創る事が出来る「密厳国土」
そう説かれ、仏法を学び自己修行、自分を見つめて向上心を持って世のため人のため相互供養相互礼拝、自分も他人も大切に生きていくことをお教えくださったのですが・・・・何もかも失った戦後人々の心はお金や豊かな暮らしに向かっていったのでしょうか?

コロナ感染終息どころか拡大に歯止めがきかず、毎日感染者、死者の数は増えるばかり。
お大師さまは嵯峨天皇に疫病退散の写経を勧めました。これが祈願の写経の始まりと聞いたことがあります。
皆さんもお祈り宜しくお願いいたします。合掌

先日、信者さんのお通夜に行きました。コロナで心が沈んでいるときに心が癒された会葬御礼のお礼状をご紹介いたします。
「亡父 通夜葬儀に際しまして・・・父は昭和16年3月2日〇〇家の次男として○原にてこの世に生を享けました。
亡き母〇〇子と結婚して一人息子の私をとても可愛がってくれる子煩悩な父でした。頑固で気が短い反面、子供好きで優
しく年上の方々との交流も多くとても親しまれていました。6回の肺炎を繰り返しましたが、病院の方々のケアのお蔭でいず
れも回復して父の生命力の強さを知りました。春陽麗和の季節父は安らかに旅立ちました。
皆様には父が生きて来た証を偲んで頂ければ幸いです・・・・」と。

自分を育ててくれたお父様を尊敬されていたのですね。そして「父が生きて来た証を・・・」心に響きました。人は死んだら何もなくなると簡単に言う人がいるけれど、その方の生き様人生はとても深く周りの方たちに大きな影響を与えます。子は親の後ろ姿を見て沢山学び、生きるとは人生とはを知るのです。それ以上に思い出は残された者にとって一番の財産ですね。
父が生きて来た証は、そのまま自分が生きて来た証、誰もが大切にしたいものではないでしょうか?
たとえ挫折をして落ち込んだとしても這い上がる力は誰でも持っていますし、守るものがあればその力は倍増するのです。
人を大切に思う心は力の元なんですね。
信者さん、ご両親の思い出を大切に優しくそして力強く生きていってくださることでしょう。
蔭ながらお祈りいたしております。

コロナから大切な人を守る為に、コロナ感染拡大に歯止めを掛けましょう。
どうぞ不急不要の外出を控えましょう。ご協力宜しくお願い申し上げます。合掌

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